枯れない世界と終わる花 感想

「枯れない世界と終わる花」の感想を書き残したいと思います。

 

初めに、何故この作品に興味を持ったのか?そのきっかけから。

 

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イラストがとっても好みだったから。理由はこれだけなんだけど、エロゲに限らずイラストが好みかどうかは重要な要素だと思っている。

 

※以下、このブログを閲覧するにあたっての注意点※

ゲームに関する感想のため、ネタバレを含みます。ネタバレを嫌う方はブラウザバックしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

<START ~ コトセ救出まで>

まさかこんな悲しいストーリーだとは予想していなかった。特にマヤはコトセのことを大切に想っていることがよく伝わってきたし、コトセを救い、マヤも花にならない結末を心から願っていた。いや、その結末以外認めたくなかった。しかし私の願いも虚しく、コトセは救えてもマヤを生存させることはできなかった…

マヤはこの世界で生きた証を残すことができたから悔いはなかったのかな?この世界の運命だからと言ってしまえばそれまでかもしれないが、悲しくて泣いてしまった。ちなみにこのシーン、「枯れない世界と終わる花」で2番目に泣けるシーンでした。その後、ショウが天使の羽を取り込んだシーンはめちゃめちゃ怖かった…

この時点では解せぬ点がたくさんあった。教会のシスターは何者?レンは何者?流行り病付近からのアキトの行方は?ユキナとの出会いは?

 

<コトセ救出 ~ ユキナ救出まで>

 コトセ救出までの物語で欠けている感情を探す必要があると判明した。ユキナの欠けている感情は何か?推理する楽しみはあった。結局、欠けている感情は最後まで予想することができなかったけど…

 まさか「楽しい」という感情がないとは、常日頃から明るく元気に振舞っているユキナからは予想できなかった。ユキナ救出までで先程解せぬと言っていた点が繋がってきたね。

 

 <ユキナ救出 ~ ハル救出まで>

ハルが教会でアキトの名前を呼んだシーン、ここが「枯れない世界と終わる花」で最も感動したシーンでした。後に判ることだけど、3姉妹が流行り病から助かった代償に役目を背負うことになり、アキトは3姉妹との絆を代償として失ってしまった。3姉妹も苦しい思いをしたけど、アキトも苦しい思いをしたんだな。ハルが毎日の日課で書き記していた日記帳のお陰で「アキちゃん」と呼ぶことができ、本当に泣けますよ?このシーン。

 

<ハル救出 ~ ENDまで>

レンの羽も集めてしまうとは衝撃の展開でしたね…

ショウはレンも含め大切な家族を守るため自らを犠牲にする覚悟ができていた、本当イケメンだったなぁ。何はともあれ、もう誰の犠牲もない世界を創ることができてよかった。

 

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この後はそれぞれのエピローグになるが、私は物語の流れを考えるとハル一択ではないのか?と思っていた。コトセやユキナのエピローグではハルの様子がどうしても気になってしまった。しかし、私の懸念も裏腹にハルも2人の関係を祝福してくれているみたいで、あまり心は痛まなかった。もうハルの悲しんでいる姿は見たくない…

 

ドラクエ5で花嫁にビアンカを選ばず、フローラを選択しているのと同じ感覚だった。ドラクエ5を知らない人には通じないネタで申し訳ない。

 

ただ…

レンのエピローグは個人的に最高だった。せーり来てない女の子が大人の恋愛を知っていて、なんて流れ反則でしょ…

自称ロリコンではないけど、ロリコンと言われたら否定はしない。

(否定できない…)

作中ではレンとの関係を3姉妹に明かすことはなかったが、その点もグッド。理由は先程も言ったけど、ハルの様子が気になるから。そもそもレンの胸を触ってしまっただけでも3姉妹からドン引きされていたのに明かせるはずもないよね。

 

全体的なボリュームはやや少な目と感じましたが、私は飽きずにプレイできる丁度良い量であるとも思います。